未来のおもいで

熊本県・白鳥山。洞の中へ雨宿りに入った滝水浩一の前に現れた、美しい女性・沙穂流。ほんの束の間の心ときめく出会い、頭を離れないおもかげ…。滝水は、彼女が置き忘れた手帖を手がかりに訪ねてゆく。そこで、彼女と自分が異なる時代を生きていることを知るのだった―。時空を超えて出会った男女の愛をリリカルに描く、心に泌みる書下ろし長編ファンタジー

未来(あした)のおもいで (光文社文庫)

未来(あした)のおもいで (光文社文庫)

黄泉がえり」「この胸いっぱいの愛を」などと好きな作品と同じ作者です。あっという間に読み終わりました。時空を超えて届けられる手紙、そして最後は・・・。ラストは何となく想像できてしまうけど、心地よいラストには、とても満足です。