虹色ほたる

一年前に交通事故でなくしたユウタは、小6の夏休みに一人、父との思い出の地を訪れていた。よく一緒にカブトムシをとりに来ていた山奥のダム。今は使われていないそのダムで、ユウタは突然の豪雨に襲われ、足をすべらせて気を失ってしまう。
やがで目覚めたユウタの目の前には、一人の小さな女の子とダムに涼んだはずの村が……。
タイムスリップした三十年以上前の村。かけがえのないもう一つの夏休みの、はじまりだった。

虹色ほたる―永遠の夏休み

虹色ほたる―永遠の夏休み

書店では子供向けとありましたが、表紙に魅せられて読んでみようと思いました。あっという間に読み終え、私も子供の頃の楽しかった思い出、自然に囲まれ一日中友達と外で遊んでいたときのことが懐かしく思えます。
短命でも一生懸命光りを放つ蛍。それがこの本のテーマでもある”生きること”がとても良く表現されています。そして約束…これは本を読んでみてください。よくありがちな話かも知れませんが、やっぱり良い。。
児童書のままにしておくのは勿体無い。。そんな作品です。