光害大国

天体観測をする上で暗いところほど綺麗な星空が見れれます。
綺麗な星空は、できるだけ街灯などの街の明かりが届き難い場所、光害の影響をあまり受けない場所が良いです。
私も天体観測を始めてしばらく経ちますが、やはりいつも綺麗な星空が見れる場所を探すのはいつも一苦労。高速に乗り決して安くない高速代を払い数時間かけても、普段よりもちょっとだけ綺麗な星空が見れる場所なんです。


ここに、「Defense Metereological Satellite Program (DMSP)」*1 と言うプロジェクトで得られた夜の人工衛星写真があります。


北米、西欧、そして日本と光害の多さでも他国比べて群を抜いて飛びぬけているのが分かります。


経済大国日本、こんな小さな国なのに、年々綺麗な星空を見れる場所も失われつつあるようです。昔は家の外に出ると出ると、そこには綺麗な星空が広がって・・・そんな時代がきっとあったんでしょうね。ちょっと寂しい気がします。


ちなみに北の将軍様の国は今でもまだそこいらじゅうに綺麗な星空が広がっているようです。

平壌以外は真っ暗なようで、羨ましいんだかビミョーですが。


・Defense Meteorological Satellite Program
http://www.ngdc.noaa.gov/dmsp/

*1:気象や海洋、または太陽活動などを監視するための人工衛星