星の等級の話しとか

今日は星の等級の話でも。。昨日の月の明るさのこともあったので。。
星の明るさの話は良く見かけたり聞いたりすると思います。全天一明るい恒星シリウスなどは、-1.5等星とか。この星の等級はどうやって決めているのでしょうか。
調べてみると、この星の等級は地球から見た星の明るさを示しているようです。なので、地球自身の星の明るさは存在しないんですね。へぇー×5くらい。。地球から見た星の明るさのため、星そのものの明るさとは違います。地球からの距離にも左右されるでしょうし。
星の等級は古代ギリシャ時代から既に使われていたようで、全天の星の明るさは1〜6等級までのどれかに分類されていました。一番明るいのが1等、肉眼で見えるぎりぎりの明るさが6等級って感じにです。
でも、星を見る機材などの発達からか、現代ではもっと細かく分類されるようになり、等級の数も増えて、1等増えるごとに2.5倍の明るさを持つとも定義されているようです。計算してみると、1等星と6等星の明るさの比は100倍にもなります。1等から11等になると1万倍にも。*1
そして、他のものの明るさだと、金星で-4等級、満月で-12等級、昼間の太陽が-27等級となるようですね。

*1:19世紀の天文学者ポグソンは、定量的に測定した場合、1等星と6等星は明るさの差がおよそ100倍であるという結果を得ました。等級が5等級変化するごとに明るさが100倍になり、すなわち1等級が1001/5 ≒ 2.512倍に相当すると定義しました。現代でも等級にはこの定義が用いられています。