イン・ザ・プール

面白かったです。久々に当たりかな。。
「いらっしゃーい」。伊良部総合病院地下にある神経科を訪ねた患者たちは、甲高い声に迎えられる。色白で太ったその精神科医の名は伊良部一郎。そしてそこで待ち受ける前代未聞の体験。プール依存症、陰茎強直症、妄想癖…訪れる人々も変だが、治療する医者のほうがもっと変。こいつは利口か、馬鹿か?名医か、ヤブ医者か。

イン・ザ・プール (文春文庫)

作品中、5つのストーリーが収められていて、どれもとても面白かったです。それぞれの物語がしっかいしていて、ほっとする終わり方。読んでいてとても心地良いですね。
デブで注射フェチの伊良部医師、露出癖のある看護師のまゆみさん、絶妙のコンビでした。
電車の中で笑いを堪えるのが大変だったかな。。お勧めです。