変身

ちょっと気になったので、「変身」って本を買ってみました。


平凡な青年・成瀬純一をある日突然、不慮の事故が襲った。そして彼の頭に世界初の脳移植手術が行われた。それまで画家を夢見て、優しい恋人を愛していた純一は、手術後徐々に性格が変わっていくのを、自分ではどうしょうもない。自己崩壊の恐怖に駆られた純一は自分に移植された悩の持主(ドナー)の正体を突き止める。


前半のストーリーは、以前読んだ「アルジャーノンに花束を」に何となく似ている感じがしました。でも中・後半にかけて読みすすめていくうちに全く別物になっていきます。
心優しい男性が少しずつ性格が変わっていく…。それをどうすることもできなく、ただそばで見守るだけしかできない恋人。
読んでいて辛いのに読まずにはいられない。そんな作品でした。
DVD出たら観てみたいです。


変身 (講談社文庫)

変身 (講談社文庫)