家の隙間から

年末年始と久しぶりに帰省していました。
今回は家の庭先で星の撮影をやってみようと思い、カメラと赤道儀を持っていきました。子供の頃に比べると周りには家や建物やら増えているので、あまり期待していなかったんですけどね。近所の人に怪しまれないかビクビクしながらも家の隙間に赤道儀を設置して撮ってみたら、予想に反してなかなか良い写真が撮れました。東、南の空以外の視界は全滅でしたけど。。


オリオンのベルト(アルニタク、アルニラム、ミンタカ)とオリオン大星雲

右下にオリオン大星雲が写っています。200mmともなると結構大きく写りますね。もうちょっと露出を長くとりたかったのですが、星が流れてしまうためこれ以上は無理でした。。左下のアルニタク付近には馬頭星雲があるようですね。うっすらと写っているような。


オリオン大星雲

オリオン大星雲のみを切り取ったものです。
何枚か同じ写真を重ねてコンポジットすれば綺麗に仕上がりそうですね。


おおいぬ座シリウス

おおいぬ座*1シリウスです。この星はマイナス1.5等級もあり、全天一の明るさを持っています。光害が多い街中でも見つけられる(かも?)ってほどです。
シリウスの少し右に星団らしきものが写っているのですが、恐らくM41(散開星団)だと思います。
少し時間が早かったせいか、ちょっと光害が気になりますね。


どうやら肉眼でも3,4等星まで見れるようです。久々に実家の星空をしっくりと観察してみましたが、ちょっと感動。。
冬なら実家でも良い写真が撮れることが分かったので、機会があったらまた挑戦しようと思います。
もっと良い場所見つけないと通報されるかも。。

*1:ギリシャ神話では、狙った獲物は逃したことが無いといわれる俊足の猟犬レラプスの姿だとされています。トレミー48星座の1つ