ジャンピング・マウス

本当の自分を知るために旅に出た、1匹の野ネズミの冒険。ネイティブ・アメリカに残されていたメディスン・ストーリー。インディアンが守る、変化と跳躍の物語。

ジャンピング・マウス

ジャンピング・マウス

ネズミは動物の中では一番人に近いそうです。研究でも良くマウスが使われていますが、単にお手軽って事ではなく、そんな理由があるからだったんですね。意外でした。
このアメリカ・インディアンのシャイアン一族が長く門外不出にしてきた「ジャンピング・マウス」の話。1匹の野ネズミになった自分を想像して旅をし、自分ならって考えながら読んでみると良いですね。旅をする中で、困っている者に自ら自分の眼を差し出し、結果両目を失ってしまう。幸福の王子の話でも似たようなことがありましたね。心打たれるものがあります。
原文はそんなに長いものではありませんが、要所に解説が入っていてとても分かりやすいです。