『この世で一番の奇跡』で登場する、不思議な老人サイモン・ポッター。自ら「人生の廃品回収業者(ヒューマン・ラグピッカー)」と名乗るサイモンは、ごみのようにうち捨てられた人間を、輝く人間に変える知恵をマンディーノに教えて姿を消しました。『この世で一番の奇跡』は、全世界で700万部を超えるベストセラーになりました。その続編である『この世で一番の贈り物』を経て、サイモン・ポッターは本書の中で生涯を終えます。そして遺されたノート・ブックには、幸せに生きるための読者へのメッセージが、8章にわたってびっしりと書きつづられていたのです…。すべての回答が記された本書は、マンディーノとサイモンの最後の物語にして、感動の3部作完結編です。
- 作者: オグマンディーノ,Og Mandino,住友進
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2002/02
- メディア: 単行本
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私が改めてこの内容を見たとき最初に感じたのがあります。この王子は何不中なく幸福に生きてきいて、全てが見渡せるように高いところに銅像を建てられ、その眼で実際にこの都市で起こっている酷い出来事や悲しい出来事を初めて知ったってこと。そして心を痛めてどうしても助けてやりたいって思ったんだってことです。
裕福層にちょっと皮肉も込められていたんですね。今の時代にも十分当てはまることです。子供の頃は何も感じなかったことも、大人になってまず目に付いたのがこれってのも不思議な話です。
・幸福な王子
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B8%E7%A6%8F%E3%81%AA%E7%8E%8B%E5%AD%90
自己犠牲ものの童話や物語は何度読んでも心打たれるものがありますね。
そういえば、名作アニメ「フランダースの犬」の最後の部分、ネロとパトラッシュが天使に連れられていくところはこれに似ているって気がします。だから同じような気持ちになるんでしょうか。