大手広告代理店を辞め、「珠川食品」に再就職した佐倉凉平。入社早々、販売会議でトラブルを起こし、リストラ要員収容所と恐れられる「お客様相談室」へ異動となった。クレーム処理に奔走する凉平。実は、プライベートでも半年前に女に逃げられていた。ハードな日々を生きる彼の奮闘を、神様は見てくれているやいなや…。サラリーマンに元気をくれる傑作長編小説。
- 作者: 荻原浩
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2005/03/20
- メディア: 文庫
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ただ難を言えば、本の題にもなっている「神様」。彼の存在が薄かったことです。確かに涼平が悩んでいるとき、要所要所で助言をしていたのですが、何せ登場回数が少なすぎる…3回くらい。彼の正体も…うーむ。彼の変化に影響を与えた存在、涼平の上司の篠崎が「神様」に近い存在かも知れません。。